Division


ユビキタスCO₂研究部門

大気はどこにでも存在するため、場所に存せずCO₂を回収し、その場所に応じた変換利用や貯蔵は重要になります。そのため各個別技術が相互に連携して、初めて一貫したシステムとして有効となります。
この部門でCO₂回収、変換、貯蔵研究を連携させた研究を展開しています。

  • Member

    部門長

    教授

    藤川 茂紀

    カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

    詳細情報

    教授

    藤川 茂紀

    カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

    fujikawa.shigenori.137@m.kyushu-u.ac.jp

    専門領域

    ナノ材料化学・分離工学・表面化学

    キーワード

    ナノ薄膜・ナノ構造・ナノ材料化学・分離工学

    研究概要
    化学をベースとし、界面での材料構造制御によって新しい機能をもつナノ材料に関する研究を行っています。
    特にナノ材料は、表面に占める割合が高いため表面はバルクと異なる性質を有します。これを活用するため化学的なアプローチで、特徴的なナノ構造をもつ、様々なナノ材料を創製に関する研究を行っています。特に最近では、厚みがナノメートル程度であるにもかかわらず、平面サイズが大きく、さらにそれ自身で「自立する」ナノ膜に関する研究を進めています。とりわけ、地球温暖化ガスとして重要なCO₂の選択的分離を行う、新しい分離ナノ膜の開発を中心に研究を進めています。

CO₂回収研究ユニット

世界最高性能のCO₂透過性を持つ自立ナノ膜

分離膜をベースとし、主に大気からの直接的CO₂回収(Direct Air Capture: DAC)に関連する基礎学理と研究開発を行います。CO₂回収技術のうち、膜分離法は最も低コスト化が可能と期待されています。しかしながら、大気からの直接的CO₂回収では、従来の分離膜では、その気体透過量が極めて低いために、これまで不可能と考えられてきました。しかし我々は、独自のナノ膜化技術を用いて圧倒的に⾼いCO₂透過量を持つ、⾰新的な分離ナノ膜を開発することによって、膜分離による⼤気からのCO₂の回収を実現できる可能性が大幅に上がりました。
膜分離システムは、他の技術と比較しても、低コストでサイズスケーラビリティが高く、設置場所を選ばないという特有の優位性があります。この特徴を最大限に活用し、地上のどこにでもある大気から場所を選ばずCO₂の回収(ユビキタスCO₂回収)の実現を目指します。

Unit Member

ユニット長

教授

藤川 茂紀

カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

詳細情報

教授

藤川 茂紀

カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

fujikawa.shigenori.137@m.kyushu-u.ac.jp

専門領域

ナノ材料化学・分離工学・表面化学

キーワード

ナノ薄膜・ナノ構造・ナノ材料化学・分離工学

研究概要
化学をベースとし、界面での材料構造制御によって新しい機能をもつナノ材料に関する研究を行っています。
特にナノ材料は、表面に占める割合が高いため表面はバルクと異なる性質を有します。これを活用するため化学的なアプローチで、特徴的なナノ構造をもつ、様々なナノ材料を創製に関する研究を行っています。特に最近では、厚みがナノメートル程度であるにもかかわらず、平面サイズが大きく、さらにそれ自身で「自立する」ナノ膜に関する研究を進めています。とりわけ、地球温暖化ガスとして重要なCO₂の選択的分離を行う、新しい分離ナノ膜の開発を中心に研究を進めています。

特任教授

高原 淳

ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

詳細情報

特任教授

高原 淳

ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

takahara.atsushi.150@m.kyushu-u.ac.jp

専門領域

高分子科学・表面材料科学

キーワード

高分子構造・高分子物性・高分子ナノコンポジット・高分子表面科学・高分子の劣化と安定化・量子ビーム科学

研究概要
化学に基盤を置き、高分子の構造と物性に関して以下のような研究を行ってきました。
1) 高分子材料の非線形動的粘弾性のその場測定にもとづく疲労機構の解明
2)高分子固体表面の分子鎖凝集構造と表面分子運動特性の解明
3)高分子電解質ブラシソフト界面の設計と精密物性解析
4)天然無機ナノファイバーの界面構造制御に基づく新規(有機/無機)ハイブリッド材料の創成
5)フッ素系高分子固体の表面構造と物性の研究 
6)放射光、中性子などの量子ビームを用いた高分子の構造と物性解析

准教授

セリャンチン・ロマン

エネルギー研究教育機構

詳細情報

准教授

セリャンチン・ロマン

エネルギー研究教育機構

romanselyanchyn@i2cner.kyushu-u.ac.jp

専門領域

材料科学・環境工学

キーワード

ガス分離・薄膜・二酸化炭素・複合材料・ガスセンサー・高分子・ハイブリッド材料・ナノ材料

研究概要
現在、様々なガス分離膜の開発研究に広く専念しています。 具体的には、複雑なガス混合物から二酸化炭素を分離することに興味があります。例えば、CO₂を窒素から分離する必要がある従来の発電所の煙道ガスです。 分離膜の開発では、他のガスからの効率的なCO₂分離を実現するために、様々な高分子を薄膜構成膜に最適に組み立てる方法を研究しています。 また、高度なナノ材料(金属有機フレームワークなど)を膜に有益に組み込んで、その特性を改善する方法についても研究しています。環境CO₂の広範な捕捉を達成することを目的とした現実的なデバイスで膜をどのように使用すべきかを理解するために、基本的な材料科学の研究に加えて、化学プロセスのシミュレーションも行います。
  • An YingJun

    学術研究員

    ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

  • Feng Sinan

    学術研究員

    ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

  • Zhang Yucheng

    学術研究員

    ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

  • Padermshoke Adchara

    学術研究員

    ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

  • 村田 親一

    テクニカルスタッフ

    ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

  • 寺西 素子

    テクニカルスタッフ

    ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

  • 御手洗 亜紀子

    テクニカルスタッフ

    ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

CO₂変換研究ユニット

CO₂を有用な物質に変換する触媒ナノ粒子

CO₂は地球温暖化ガスという側面もありますが、重要な炭素資源という見方もできます。但し、CO₂は最も酸化された(エネルギーが出し尽くされた)炭素状態であり、これから有用な炭素資源を作るためには、エネルギーを使って変換(還元)する必要があります。
この変換反応に必要なエネルギーを低下させ、かつ選択的に有用化合物に変換するためには、触媒が極めて重要な役割を果たします。これまで九州大学では、CO₂を変換する独自の触媒ナノ粒子の開発に成功しており、CO₂からメタン、アルコール、エチレン等、工業的な材料から燃料に至るまでを作る技術を開発しています。
本部門では、この技術を使って、大気から回収・濃縮したCO₂を、電気化学的な方法で一酸化炭素やメタンやアルコール等に変換する触媒とデバイスの開発に取り組んでいます。

Unit Member

ユニット長

教授

山内 美穂

先導物質化学研究所

詳細情報

教授

山内 美穂

先導物質化学研究所

yamauchi@ms.ifoc.kyushu-u.ac.jp

専門領域

固体物性化学・ナノ科学・触媒化学

キーワード

固体物性化学・ナノ科学・触媒化学

研究概要
基礎化学の知見を基に触媒、磁性、ガス吸蔵、イオン伝導などの機能性を有し、循環型社会実現に資する新規物質・材料開発に取り組んでいます。最適な構成元素を選び、形態(サイズ、形)を“ナノメートル”レベルでデザインし、高機能無機ナノ材料を作製します。

准教授

小林 浩和

ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

詳細情報

准教授

小林 浩和

ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

kobayashi@k-nets.kyushu-u.ac.jp

専門領域

固体物性化学・ナノ材料化学・錯体化学

キーワード

固体物性化学・ナノ材料化学・錯体化学

研究概要
炭素資源循環型社会の実現に向けた高機能な物質変換材料の開発を目指しています。具体的には新しい物質の創製をベースに、反応場や活性点構造を原子レベルで精密設計することで、二酸化炭素などを温和な条件下で高効率・高選択的に有用な化学原料に変換する触媒開発に取り組んでいます。
  • 引野 幸枝

    テクニカルスタッフ

    ネガティブエミッションテクノロジー研究センター

CO₂貯蔵研究ユニット

化石資源の利用に伴って大気に放出されたCO₂が地球温暖化の一因であるため、これを恒久的に改善するには、回収したCO₂を利用する(カーボンニュートラル)だけでなく、CO₂を地下に戻すことも重要です。
この技術はCO₂貯蔵(CO₂ storage)と呼ばれており、これまでは火力発電所、製鉄所、セメント工場など、大量のCO₂の排出サイトから回収されたCO₂が対象でした。この場合、排気ガス中には様々な有害物質が含まれているため、CO₂の地下貯留のためにはCO₂の高純度化が必要でした。しかし、大気からCO₂を回収する場合、このような有害物質が含まれておらず、おもに窒素と酸素が含まれた混合ガス状態となります。このような混合ガスを地下に圧入する際には、これまでと違うCO₂貯蔵の方法が必要となります。
混合ガスの高圧物理という観点も含め、新しいCO₂貯留技術の確立を目指します。

Unit Member

ユニット長

教授

藤川 茂紀

カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

詳細情報

教授

藤川 茂紀

カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

fujikawa.shigenori.137@m.kyushu-u.ac.jp

専門領域

ナノ材料化学・分離工学・表面化学

キーワード

ナノ薄膜・ナノ構造・ナノ材料化学・分離工学

研究概要
化学をベースとし、界面での材料構造制御によって新しい機能をもつナノ材料に関する研究を行っています。
特にナノ材料は、表面に占める割合が高いため表面はバルクと異なる性質を有します。これを活用するため化学的なアプローチで、特徴的なナノ構造をもつ、様々なナノ材料を創製に関する研究を行っています。特に最近では、厚みがナノメートル程度であるにもかかわらず、平面サイズが大きく、さらにそれ自身で「自立する」ナノ膜に関する研究を進めています。とりわけ、地球温暖化ガスとして重要なCO₂の選択的分離を行う、新しい分離ナノ膜の開発を中心に研究を進めています。

教授

辻 健

東京大学大学院工学系研究科

詳細情報

教授

辻 健

東京大学大学院工学系研究科

tsuji@sys.t.u-tokyo.ac.jp

専門領域

地球惑星科学・物理探査工学

キーワード

CO₂地中貯留・地熱・地震・宇宙探査

研究概要
地球内部のイメージング、モニタリング、モデリング技術を駆使して、(1)地震や火山噴火といった理学的研究、(2)エネルギー資源の探査、CO₂削減に向けたCO₂地中貯留や地熱開発といった工学的研究、(3)宇宙や深海底の探査といったフロンティア域での探査手法の開発を行っています。

准教授

池田 達紀

工学研究院 地球資源システム工学部門

詳細情報

准教授

池田 達紀

工学研究院 地球資源システム工学部門

ikeda@mine.kyushu-u.ac.jp

専門領域

地球物理学・地震学

キーワード

地震波特性モニタリング・雑微動解析・貯留層キャラクタリゼーション・デジタル岩石物理学

研究概要
地震波を使った物理探査を専門とし、地震波データから地下の物性を精度よく推定・モニタリングするための手法改良・開発を行っています。特に常に発生している微弱な振動(微動)や精密制御された震源の連続振動を利用することで、CO₂地中貯留における貯留層内の変化を安価に連続モニタリングできる手法の改良・開発を進めています。また、デジタル化した岩石に対し、波動伝播シミュレーションを適用することで、貯留層内の不均質構造が地震波特性にどのような影響を与えるかという研究も行っています。

ユビキタス光エネルギー研究部門

CO₂の回収から変換・貯蔵に至るまで、すべてのプロセスにおいてエネルギーが必要となります。様々な場所でのCO₂回収・変換などを考えた場合、このエネルギーも「どこでも入手可能な」ものでなければなりません。
CO₂を排出せず、どこででも得られるエネルギーが、太陽光であり、それを徹底的に活用することは極めて重要です。しかしながら、その光エネルギーのすべてを有効に活用できておらず、その一部を使うにとどまっています。九州大学では、低エネルギーの光を、高いエネルギーを持つ光に変換する技術や、高効率で光を電気に変える、あるいは電気を光に換えるなど、世界トップレベルの光科学研究を推進しています。
これによって、ユビキタスエネルギーの一つである太陽光を徹底的に活用し、ユビキタスCO₂回収・利用の実現に必要な光エネルギー創出に関連する研究開発を行います。

  • Member

    部門長

    教授

    君塚 信夫

    主幹教授 / 工学研究院 応用化学部門 分子生命工学コース

    詳細情報

    教授

    君塚 信夫

    主幹教授 / 工学研究院 応用化学部門 分子生命工学コース

    kimizuka.nobuo.763@m.kyushu-u.ac.jp

    専門領域

    分子組織化学・ナノ材料化学・光機能化学・分子システム化学

    キーワード

    自己組織化・光エネルギー変換・フォトンアップコンバージョン・光蓄熱材料・高分子錯体・分子システム

    研究概要
    分子の自己組織化現象を基盤とする新しいナノ材料ならびに新機能の創成に取り組んでいます。特に、①デザインされた光機能性分子の分子システム設計に基づく光エネルギー変換化学(フォトン・アップコンバージョンならびに、光エネルギーの分子貯蔵と光ー熱変換)、②自己組織性を有する高分子錯体・配位ナノ材料とその機能化学、③イオン液体を媒体とする分子組織化学、界面材料化学ならびに光機能性イオン液体の開発 を中心に、分子システム化学の創成にむけた研究を展開しています。

    教授

    安達 千波矢

    主幹教授 / 工学研究院 応用化学部門 / 最先端有機光エレクトロニクス研究センター センター長

    詳細情報

    教授

    安達 千波矢

    主幹教授 / 工学研究院 応用化学部門 / 最先端有機光エレクトロニクス研究センター センター長

    adachi@cstf.kyushu-u.ac.jp

    専門領域

    有機光エレクトロニクス・有機半導体デバイス物性・有機光物理化学

    キーワード

    OLED, organic semiconductor, organic laser, organic charge-transfer, energy transfer

    研究概要
    有機EL(OLED)や有機半導体レーザー(OSLD)等の先端光デバイスを科学技術の中心に据え、有機固体薄膜デバイスにおける電荷注入、電荷輸送、再結合、励起子生成・失活過程の解明まで包括的にデバイス機構の解明に取り組んでいます。特に分子内、分子間、固体薄膜状態におけるCT相互作用の学理の解明を進めることで、新しい未開拓デバイスの創成を目指しています。また、継続して新規有機半導体材料の合成にも取り組み、高性能デバイスを実現するための材料設計を確立し、実用に耐えうる材料創出を目指しています。

    准教授

    楊井 伸浩

    工学研究院 応用化学部門

    詳細情報

    准教授

    楊井 伸浩

    工学研究院 応用化学部門

    yanai@mail.cstm.kyushu-u.ac.jp

    専門領域

    トリプレットの機能化学

    キーワード

    フォトン・アップコンバージョン・超核偏極

    研究概要
    分子の光励起三重項(トリプレット)のポテンシャルに着目した新しい材料開発を行っています。具体的には長波長の低エネルギー光を短波長の高エネルギー光に変換するフォトン・アップコンバージョン材料の開発を行っており、光触媒を用いた創エネルギー技術を高効率化すると期待できます。また、NMRやMRIの感度を劇的に向上する超核偏極を室温で実現するための材料開発も行っています。

    准教授

    中野谷 一

    最先端有機光エレクトロニクス研究センター

    詳細情報

    准教授

    中野谷 一

    最先端有機光エレクトロニクス研究センター

    nakanotani@cstf.kyushu-u.ac.jp

    専門領域

    有機エレクトロニクス・光物理

    キーワード

    有機半導体・励起子・有機EL・有機光電変換

    研究概要
    有機エレクトロニクスに関する学問を基礎とし、高性能有機エレクトロニクス素子に関する研究を行っています。特に、有機分子における励起子に関する研究を進めています。正孔と電子が束縛されることで形成される励起子の生成・遷移・拡散・輸送過程などは、高効率なエレクトロルミネッセンス素子や高効率太陽電池などの動作原理の中核をなす物理現象であり、その理解は有機エレクトロニクス素子の超低消費電力化など、新しい価値の創出にも繋がるものと期待されます。特に最近では、電荷移動(Charge transfer : CT)型励起状態に関する研究を進めています。

    准教授

    宮田 潔志

    理学研究院 化学部門

    詳細情報

    准教授

    宮田 潔志

    理学研究院 化学部門

    kmiyata@chem.kyushu-univ.jp

    専門領域

    分子科学・光化学・超高速分光

    キーワード

    励起状態ダイナミクス・レーザー分光・量子化学

    研究概要
    超高速分光をベースに、分子科学・光化学の最先端の課題に取り組んでいます。特に分子のスピン転換を活かしたエネルギー変換過程の実時間解析などに興味を持って、む機発光材料・有機半導体、有機無機ハイブリッド材料、金属錯体など多様な先端材料にレーザ分光を適用し、電子と構造相互作用が織りなす独創的な光機能の解明に取り組んでいます。

    准教授

    松島 敏則

    カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

    詳細情報

    准教授

    松島 敏則

    カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

    tmatusim@i2cner.kyushu-u.ac.jp

    専門領域

    ペロブスカイト太陽電池

    キーワード

    金属ハライドペロブスカイト、太陽電池、LED、レーザー

    研究概要
    ペロブスカイト太陽電池の高効率化・高耐久性化
    有機系半導体デバイス
    ペロブスカイトおよび有機材料の構造、光物性、電気物性、電子物性等

構造解析・計算科学研究部門

本センターでは、新しい分離膜や触媒、光変換システムなど、様々な新しい材料の開発を進めます。このためには、これらの材料の構造や特性を解析する必要があります。
特にこれらの新しい材料は、分子レベルでの構造解析が重要となってきます。さらに多様な物質群を用いて開発するため、マテリアルインフォマティクスなどを利用した、効率的な研究開発も重要となってきます。
本部門では、他の研究部門と連携し、開発する新材料の分子レベル解析や計算科学・インフォマティクス研究を進めます。

  • Member

    部門長

    教授

    恩田 健

    理学研究院 化学部門

    詳細情報

    教授

    恩田 健

    理学研究院 化学部門

    konda@chem.kyushu-univ.jp

    専門領域

    分光分析化学・光化学・表面科学

    キーワード

    超高速分光・表面分光・光機能性物質・配位化合物・有機薄膜・触媒反応

    研究概要
    超短パルスレーザーを用いて各種分光装置を開発し、様々な物質における過渡的状態、微量化学種の解析を行っています。1兆分の1秒以下のパルス幅をもつ超短パルスレーザーにおける短い時間幅、高い光強度という特徴を利用することによって超高時間分解分光や超高感度分光測定が可能となります。このような分光装置を自ら開発し、人工光合成、有機発光ダイオードなどの光機能性物質における短寿命種、さらには薄膜や表面における微量物質などの分析を行っています。

    准教授

    小椎尾 謙

    先導物質化学研究所

    詳細情報

    准教授

    小椎尾 謙

    先導物質化学研究所

    kojio@cstf.kyushu-u.ac.jp

    専門領域

    高分子材料科学

    キーワード

    高分子材料・力学変形・その場構造解析

    研究概要
    高分子材料の化学から物理に関する現象に関する研究に携わっていて、簡単な高分子合成から様々な高分子の構造と物性を調べることを実践しています。構造・物性評価は、試料を引っ張る、熱をかける、ガス雰囲気にさらすなど様々な外部刺激を加えながら、X線や赤外線や光を使って調べています。

    准教授

    ステイコフ アレキサンダー

    カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

    詳細情報

    准教授

    ステイコフ アレキサンダー

    カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

    alex@i2cner.kyushu-u.ac.jp

    専門領域

    理論化学・計算材料科学

    キーワード

    シミュレーション・密度汎関数理論・材料科学・理論化学

    研究概要
    計算化学(科学)分野の研究をしており、複雑な酸化物、カーボンナノ材料、金属ナノ粒子の表面や界面における化学的・電気化学的プロセスに興味があります。第一原理シミュレーションを用いて、電子構造や構造特性を理解し、それらを触媒活性や電子・イオン輸送に関連付けています。

未来社会デザイン研究部門

新しく開発される技術は、最終的に社会システムに組み込まれます。このためには、個別の技術開発で世界トップレベルを⽬指すだけでなく、これらの技術が統合・運⽤された状態での、社会⼯学・経済学的な評価検証が重要です。さらに必要に応じて、法的な整備や経済的なインセンティブなども必要となります。
この部⾨では、環境・社会・経済⼯学的な観点から、あるべき社会システムに関する研究を⾏います。


未来システムデザイン研究部門

新しく開発される技術が製品化され、社会実装された際に「これらシステムが導⼊された社会が⼀体どのようなものになるのか」、それの具体的に可視化は、社会的受容性の向上や技術普及の促進に重要な役割を果たします。
本研究部⾨では、社会実装を想定した様々な視点での「デザイン」を⾏い、本技術の社会実装を強固なものとする研究・デザインを⾏います。


学外連携・知財戦略部門

本センターで行う研究開発は、最終的に社会実装を目指しています。このため社会実装に向けた必要な産学連携活動や、知財戦略活動を行います。
それと同時に、より高いレベルでの研究活動を推進するため、関係する世界トップレベルの研究者を招聘し、国際共同研究を推進します。

  • Member

    部門長

    教授

    藤川 茂紀

    カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

    詳細情報

    教授

    藤川 茂紀

    カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所

    fujikawa.shigenori.137@m.kyushu-u.ac.jp

    専門領域

    ナノ材料化学・分離工学・表面化学

    キーワード

    ナノ薄膜・ナノ構造・ナノ材料化学・分離工学

    研究概要
    化学をベースとし、界面での材料構造制御によって新しい機能をもつナノ材料に関する研究を行っています。
    特にナノ材料は、表面に占める割合が高いため表面はバルクと異なる性質を有します。これを活用するため化学的なアプローチで、特徴的なナノ構造をもつ、様々なナノ材料を創製に関する研究を行っています。特に最近では、厚みがナノメートル程度であるにもかかわらず、平面サイズが大きく、さらにそれ自身で「自立する」ナノ膜に関する研究を進めています。とりわけ、地球温暖化ガスとして重要なCO₂の選択的分離を行う、新しい分離ナノ膜の開発を中心に研究を進めています。

    PM補佐

    松川 公洋

    京都工芸繊維大学 新素材イノベーションラボ 特任教授/ラドテック研究会 会長

    詳細情報

    PM補佐

    松川 公洋

    京都工芸繊維大学 新素材イノベーションラボ 特任教授/ラドテック研究会 会長

    kmatsu@kit.ac.jp

    専門領域

    機能性材料、ハイブリッド材料

    キーワード

    有機無機ハイブリッド、ケイ素ポリマー、フォトポリマー

    研究概要
    大阪市立工業研究所(現 大阪産業技術研究所)で、長年、ケイ素ポリマー、有機無機ハイブリッド、フォトポリマーを基盤にした機能性材料開発の研究を行ってきました。同所を定年退所後、京都工芸繊維大学の特任教授として、産学連携の共同研究を推進しています。また、JST ACCELのプログラムマネジャーとして、ポリマーブラシ及び関連材料の実用に向けたプログラム運営と研究支援を行いました。

    PM補佐

    坪内 寛

    UniBridge 知財事務所 代表・弁理士

    詳細情報

    PM補佐

    坪内 寛

    UniBridge 知財事務所 代表・弁理士

    研究概要
    九州大学で知財マネジメント実務(発明の発掘/評価、特許出願/権利化、知財ライセンス契約、産学共同研究コーディネート、等)に12年間従事し、技術移転グループ長・知財グループ長を担務しました。
    2016年にUniBridge知財事務所を設立し、知財と産学連携の専門家として大学・中小企業・ベンチャー企業に対して知財関連サービスを提供しています。
    プロジェクトで創出される知財について、戦略立案・管理活用の観点からプロジェクトマネージャーを補佐します。
    • Paul Kenis

      教授

      イリノイ大学アーバナシャンペーン校

    • Benny Freeman

      教授

      テキサス大学オースチン校

    • Sandra Kentish

      教授

      メルボルン大学

    • Ho Bum Park

      教授

      ハンヤン大学